政府はこんな事を言っています
食の安全は確実に進行している
中国政府は確実に食に関しての対策は進行していると述べていますが、では具体的にどんな政策をしているというのでしょう。傍から見ればまるで機能していないだろうと感じる人もいるかと思いますが、あながちそうとは言い切れない部分もあります。もし全く機能していないなどの問題があるなら、摘発などをするといったこと事態が無駄な行為として扱われます。さすがに中国も日本については歴史上の観点などから見下しや敵対心などを煽るような発言を繰り返していますが、アメリカやヨーロッパなどといった大国たちを相手取るとなれば話は別でしょう。日本だけで問題が起きているならここまで大事になるようなことにも無かったでしょうが、さすがに世界各国ともなればそれこそ話は異なります。
そういった経緯から中国政府は農作物の生産を監視すると共に食品包装・容器・添加物・薬品製造・販売事業者に対して規制を課すようになりました。それでもこのような動きが見られるようになったのは今から10数年程度と、それ以前まで一体どんなことをしていたのだろうと寒々しくなってしまうような事態が考えられます。さらに中国政府は2003年に国家食品薬品監督管理局を設立することになりますが、現在までに増え続けている食品の安全問題を解決するように増え続けているため、国内外からの圧力にさらされているという状況になっています。結局のところ、設立しても機能を十分に生かしきれていないのが現状となっているというわけです。
その他全人代、全人代大会常務委員会と国務院が食品の安全性に関する法律などを指導しているなどの動きを見せたり、また1995年にそれまであった食品に関する法律を『食品衛生法』を改正するなどの動きを見せているが、もはや言うこともなく現状改善への糸口に繋がっているとは到底思えない状況となっています。その後も2007年には『輸出果物の検査検疫監督管理方法』を施行するなど管理強化を図って、中国の農作物製品を国際社会での競争で生かせるように信頼回復に努めていると発言しています。さらに同年には新たな食品に関する国家規準を法律で制定するなどして、食品産業における生産性の標準化と違法活動の撲滅へと尽力しているそうです。また国家質量監督検疫検験総局においては食品の生産・流通・販売のすべてをカバーする新しい規制を起草し、それまでの政府機関が無責任すぎる監視を黙認してきたツギハギだらけの現在の法律に代わる国家基準を創設するなどの動きを見せていますが、果たして信頼できるかどうかという点です。
現状において中国製品はもはや地に着くほどのその地位を失墜させていると明言しても問題ないでしょう。それでもなお、中国製品を輸入している日本や世界各国ではそれだけ生産性という面で中国としての農作物の生産力は外すことのできない要素として数えているのかもしれません。しかしそれでもまだ日本に住む我々や世界の人々はまだまだ良い方でしょう、一番その影響を受けざるを得ないのは中国国民であり、そんな異常食品を食べていることで人々に大きな変容を与えています。この問題は果たしてどのようにしたら問題の終焉へと向かうようになるのでしょう。
あくまで中国は悪くないという責任転嫁
こうした中国の現状、中国当人としては全く悪くはないと発言言い放っているときもあります。その中でも特に騒いだのは2007年において朝日新聞社が発行している『週刊アエラ』からの引用で、中国の食品が現状こうして問題になっているそもそもの原因としては、中国に抗生物質を持ち込んできた日本人が品質を無視して買い叩いていったために発生しているんだと話していた時期もあります。そんなことを話していたら、日本以外の世界各国でも輸入出を行っている現状を考えたら日本以外の国が持ち込んだということも考えられます。そしてそれは中国としても日本に来ることで十分にばら撒くことが出来るタイミングがあるといえるのではないでしょうか。ただこうした外交を用いた発言に関しては言ったもん勝ちとしているような機運があるため、中国ではこうした理屈が平然とまかり通っているのでしょう。何でもかんでも日本人が悪いことにして、自分達の経済利益をドンドン向上させていこうということなのかもしれませんが、まぁそこは良いでしょう。
日本だけならまだしも、中国がその他アメリカやオランダ、イタリア、。オーストラリアなどといった先進国よりもはるかに自国の農作物は安全であるとまでどこから来るんだその自信はと疑いたくなる虚栄心を発揮しています。ここまでくると恐ろしいくらいに逞しく感じられますが、この発言の根拠となった中国の輸入食品の基準超過率で中国が23位と発表した雑誌の、同じく週刊アエラの情報を元に話しているが、この憶測に関しては買い付けと品質管理という因果関係を証明するようなものではないため、全くの思い違いとして各国は中国の発言をスルーしていたことでしょう。時刻のしていることが本当に間違っていないと信じるのであれば、現在ような摘発行動を起こすような事はする必要もないとなります。ということは無駄なことをしているということになるのかもしれません。
様々な思惑が交錯する政治の世界ですが、中国の政治・経済模様は日本で平凡に暮らしている私たちでは決して知りえない情報が眠っているのかもしれません。真実ほど見えにくいモノはありませんが、ただいえることとしてはわれわれがこうして暮らしている日常風景は中国では異常で、一般的な暮らしをしている人々にとってはまさしく夢のような暮らしをしているように感じられる、そう取られるのかもしれません。