食中毒を防ぐ手段
実はこんな原則があるんです
食中毒に感染したら大変です、完治するまでの間は体調不良に悩まされることになりますが、また感染症の高いものであるなら完全に潜伏期間を抜けてさらに完全に不調も改善したらようやく学校や会社に行けるようになります。会社勤めの人は有給こそ消化されませんが、その休んだ分だけ給料が減るということになるのである意味では死活問題になります。食中毒以前のそれ以外の体調を害するものに関しても害するようなことにならないことが一番幸いなことなのは共通しています、何事も健康であることが大事ですからね。
食中毒というモノは防ぐとなれば防ぎようは在ります、細菌によるもののみとなっていますが、そんな細菌による食中毒を防ぐために大事な要素と聞かれたらなんと答えますか?実はこの食中毒予防として効果的な方法として『三大原則』というものがあります。三原則といえば『非核三原則』などが一番有名な誰でも知っている世間的な話題かもしれませんが、そんな三大原則として食中毒予防として効果的な方法があります。どのようなものかというと、
- 付けない
- 増やさない
- 殺す
というものになります。二つはそれとなく分かりますが、最後の一つが物凄い率直な言葉となっております。それでも効果的な方法となっているんです、殺すといっても直接的に薬剤などを散布するという方法ではなく、調理家庭においてきちんと熱を通すとかそんなところになります。もちろん具体的に薬を用いてのトリミング作業もあるかもしれません、それをしないと人間が口にしてしまうと体の内臓器官を汚染してしまうという事態になりかねます。
こんな事をしなくてもそもそも危険性のある食事をしなければいいのでは、と思うところですが食べてはいけないものをきちんと把握して、それ以外のモノを食べていれば確かに食中毒の大部分を予防することはできるでしょう。ただ多くの細菌が原因細胞となるまで増殖したとしても、それが口に含む直前までに目に見える変化というものはほとんど生じないのです。昔から言われている、味や匂いが異なっていれば危険である、というのは通じないのです。そもそもそんなものは長期的に保存しているなどで生じるものですから、短期的にでは確かに潜伏期間などを考えると判別する事は不可能といってもいいかもしれません。だからこそ、この三大原則を用いて食中毒予防というものを実行しなくてはいけないのです。意外と大変なんですね。
ではそんな三大原則をもう少し掘り下げて説明をしていきましょう。
付けない、とは
三大原則の一つでもある付けないとは、一番分かりやすい例で言うと肉や魚の表面についている菌などを意味しています。大体言われていますが、そんな鮮度が最も重要になる食材については事前にきちんと加工をしなければいけません。しっかりと火を通して食べるということになりますが、ただそれだけを気にしていればいいというモノでもないのです。前からよく言われているのが、肉や魚を切ったまな板や調理器具として用いたものをしっかりと洗浄しなければいけないのです。調理をしているなら当然気にすることですが、時には少し面倒だからって手を抜いて管理を怠るなどしてしまったらそれだけで大変なことになります。
またそういったことを回避するために、まな板などでは肉を切る面と野菜を切る面をしっかりと使い分けるというだけでも全く異なります。コレは調理実習などでもよく言われることでしょう、学校やその他不特定多数の人間が調理をすることになる職場などで調理をするとなったらなおのこと気をつけて作業をしなければいけません。飲食店では器具の使い方はもちろん、場所によっては調理作業をするところの中には滅菌手袋をして作業に当たるところもあります。筆者も調理場を担当するときには手袋をして作業をしていました。
手といえば、当然ですが調理前、もしくは調理中に、調理後という三つの状況で何度か手を洗うことになります。これはどこの家庭でも基本中の基本行動といっていいでしょう、これらを書いて調理行動をするというのは中々シビアな状況を生み出します。特に調理前や調理中に手洗いなどに行って、帰ってきて不十分な洗浄をしていると人間から生じた菌が食材に付着してしまうこともあります。細菌では石鹸でも液体石鹸で殺菌することが出来るタイプのモノもあるので、それらをきちんと利用して正しく清潔な調理をすることが何より求められていることとなっているのです。
増やさない、とは
食材などの細菌を増やさない、コレが何よりの鉄則でしょう。しかし管理のしかたによってはなおの事菌を繁殖させてしまうような事態になりかねます。そういったことを防ぐために食材はきちんと冷蔵、もしくは冷凍することで管理を徹底的に行うことが条件となっています。この際、菌の増殖が鈍るといわれているのが『10℃以下』となっており、『-15℃』ともなれば増殖が停止すると言われています。ただ食材をきちんと冷凍しても解凍をしてしまったら再度金の増殖が再開する事になります。だからこそ食材はなるべくいっぺんに使うということが推奨されています。もしも一度に使う量というものを区切っているのであれば、やはり保存する際に一度に使う量というものを小分けしてから冷凍ないし、冷蔵するという方向へと持っていかないといけないのです。ただし、家庭用冷蔵庫がそこまで便利に一気に凍らせてくれるというものが通常状態として市場に出回っている、もしくは優れているわけではないのでどうしてもこの方法は完璧とは言えません。凍らせている最中に菌の繁殖が継続して行われていたらある意味どうしようもありませんので、その後の調理できちんとした作業をしなければならないのです。
また、菌の繁殖には何より欠かせないのが水という点で、食材を乾燥させるというのも手ですがすべての食材で出来ることでは在りませんね、そしてこの乾燥という点で調理器具も使用して洗浄したら速やかに水気を切るというのが非常に重要になります。筆者の家族の一人がろくに布巾なども使用せずにそのまま片付けるというクソみたいな行動をしているので、毎回頭を悩まされることなど、身近なところでこういった点を少しでも気に掛けるだけで大きな効果をもたらすこともあるのでしっかりと心がけないところですね。
殺す、殺す殺す殺す殺す!! という感じに怨念を込めるくらいで
十分だと思います、人間に害をなす存在であることに変わりはないのでしっかりと殺傷してからきちんと食事をすることが望まれます。食中毒予防の効果的な手段としてはそれ以外の二つを知らなくてもこの熱による加工を用いての菌の排除は有名なところでしょう。耐熱性の菌も存在していますが、家庭用コンロの火力でも十分に息の根を止めることができる熱量となっているので何処でも行える簡単な方法となっています。
一般的な熱としては『75℃の環境を1分以上継続』することで可能と言われていますが、コレをこの時間だけ加熱してしまうと飲食店としては売り物に鳴らないという批判も有るそうです。あくまで目安ということになります、同様に加熱を用いての食中毒予防の手段は日本だけでなく世界各国でも行われています。ただ国によってはガイドラインで定められている熱や時間は異なっているので、あくまで飲食店で売り物に出せる範囲での熱量としてはコレくらいがちょうど害をこうむることはないという目安にしてくださいと、半ば任意的なものとなっているのです。曖昧ですね、コレで本当にいいんでしょうか?
ほとんどの細菌は家庭内で用いられるコンロで十分に対処する事は可能となっていますが、中には家庭では到底殺すことの出来ない耐熱性を持ったモノも存在しています。基本そういった危険性の高い細菌は市場に流れないように事前の加工などでキチンと処理されてから出るとは思いますが、例外というものもあるため一概に安心することはできないのです。しかし現在言われているような食中毒予防としては最も効果的な予防策の一つとしては、既に旧知の事実として認識して問題ないでしょう。